エスパルス17、18節


【 6月22日 / Jリーグ第17節:清水 2−3 川崎 】


立ち上がり15分までに2点のビハインド(稲本、山瀬)。でも川崎戦に限っては、これでかえって面白くなったと思ったのだが……
     
     

アレックスと小野のPKで追いつく。これでイケイケムードに。
     
     

枝村は2本惜しいシュートを放ったが、いずれもGKの美技に阻まれた。高木のバーを叩くショットもあり、運もなかった。
     

そろって後半開始から登場した小林大悟中村憲剛のマッチアップ。
     

ボランチが後ろから追いかけるこの日の象徴的場面。後半、川崎に退場者が出て数的優位に立ったが、いちばん仕事が曖昧になったのが平岡だった。ジュニーニョを‘放し飼い’したために逆に押しこまれて失点した。
     

やはりここに舵取り役がいないのは致命的。高原が充実しているだけに、なおさらガッカリな敗戦だった。それでも、ウィークポイントはわかりすぎるぐらいに明確。今季はそこを鍛えつつ、ごまかしつつ、戦っていくということなのだろう。


     
【 6月26日 / Jリーグ第18節:清水 1−0 仙台 】


ベガルタ仙台の開幕からの無敗記録を止めたというだけの一戦…?
初めて見た村松大輔はクレバーで対人プレーも激しくて好感を持った。今日のダブルボランチは横並びでラインも低すぎたが…。
梁勇基アーリークロスの精度の高さは敵ながらあっぱれ。一本のクロスが相手をパニックに陥れ、恐怖のどん底に突き落とすことができることを、エスパルスのサイドも学んでほしい。
これほどシャッターチャンスのない試合も珍しい。カメラをしまって帰り支度をしようとしていたら、アレックが決めてくれた。
     
     

試合後、サブメンバーも含めて選手たちの表情には充実感があった。
スタンドで見ているとチャレンジも少なく不甲斐ない試合に映ったのだが、ピッチ上にはこちらからはうかがい知れない駆け引きがあって、我慢比べみたいな様相だったのかもしれない。
     
     
     

出場こそなかったが、笑顔でボールを蹴っている浩太の姿を見られて嬉しかった。大悟と浩太が完全復活すれば……! でも、焦らずに気長に待とう。