2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

斉藤健仁 / 世界のサッカー 愛称のひみつ

【斉藤健仁 / 図解 世界のサッカー 愛称のひみつ (290P) / 光文社新書・2010年(100612-0628)】 ・内容紹介 日本代表のユニフォームは、なぜ日の丸の赤でなくブルーなのか? なぜエンブレムに八咫烏(やたがらす)がついているのか? フランスのエンブレムがニ…

坂東眞砂子 / ブギウギ

こちらも『ナニカアル』同様にこれまでの作風とはちょっと違う坂東眞砂子さんの新刊。やはり敗戦直前の日本が舞台。 【坂東眞砂子 / ブギウギ (468P) / 角川書店・2010年(100622-0626)】 ・内容紹介 敗戦間近の箱根で、疎開中のドイツ軍潜水艦長が変死した。…

桐野夏生 / ナニカアル

桐野夏生さんの作品は数年前に女探偵ミロのシリーズをいくつか読んだだけ。最近も次々と話題作を出されているけれど、ちょっとエログロ描写が生理的に自分に合わないイメージを持っているのでここ数年はパスしていた。 それが最新刊は、戦中の女流作家・林芙…

ダニエル・ペナック / 片目のオオカミ

オオカミ本三連発のラストは、これまた白水社の本(現在この作品は白水Uブックス―ライ麦畑の―にラインアップ)。オオカミ本と硬派なサッカー本を出す「おまえはオレか?」的な出版社である。 白水社さま、生まれ変わったら就職希望です。その節はよろしく!…

丸山直樹、他 / オオカミを放つ

6/5の二つのニュース。イノシシやシカを狩っていた猟友会メンバーの男性が仲間を誤射したあと自殺(京都・福知山)。山菜採りをしていた女性がクマに襲われて死亡(帯広)。 こういう事件を耳にするたび、山にオオカミがいないからこういうことになるんだよ…

マーク・ローランズ / 哲学者とオオカミ

『越境』でひさびさにオオカミ魂に火がついた。他にも読みたい本はたくさんあるけど(『天地明察』も早く読みたい)、ここから一気怒濤の(…でもないが)オオカミ本三連発に行く。 まずは四月の刊行と同時に早くも“本年度オオカミ本屋さん大賞最有力”の呼び…

エスパルス ナビスコ6節/初のダービー

日曜日に予定していた仕事を急に来週にしてくれとの電話があって「そうですねェ…ちょっと調整してみますが」とかなんとか、渋い返事をしながら〈しめしめ、これでダービーに行けるわい!〉頭の中ではチケットの算段を始めていて顔はニタニタしていた。 【6月…

イーユン・リー / 千年の祈り

『さすらう者たち』と同じ篠森ゆりこ氏の翻訳。この方の訳文なら他の作家の作品も安心して読めそう。 【イーユン・リー / 千年の祈り (253P) / 新潮クレスト・ブックス・2007年(100530-0602)】 A Thousand Years of Good Prayers: Stories by Yiyun Li 2005 訳…