2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ポール・アダム / ヴァイオリン職人の探求と推理

【 ポール・アダム / ヴァイオリン職人の探求と推理 / 創元推理文庫(414P)・2014年5月(141123−1125) 】 【 ポール・アダム / ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密 / 創元推理文庫(408P)・2014年11月(141125−1128) 】 THE RAINALDI QUARTET by PAUL A…

エスパルス2014:天皇杯準決勝 / この道

【 11月26日 / 天皇杯準決勝 : 清水 2-5 G大阪 / ‘味スタ劇場’ 】 週末のリーグ戦をふまえてどういうメンバー構成で臨むか。ガンバも主力を休ませるのではないか、だとしたら必ず勝機はある、「もしかしたらアジスタ劇場も!?」と裏を読んだつもりで勇んで参…

エスパルス2014:32節 / 茨の道

来シーズン、松本山雅がJ1昇格する。反町監督に鍛えられて、犬飼智也は今季ここまで41試合フル出場。特筆すべきは6得点を記録していることだ。石毛、柏瀬、負けてるぞ! ナビスコは健太ガンバが優勝。広島に逆点勝ちした決勝の記者会見。 健 「(PKで0-2に…

星野智幸 / 未来は記憶の繭のなかでつくられる

【 星野智幸 / 未来は記憶の繭のなかでつくられる / 岩波書店(238P)・2014年11月(141118−1121) 】 ・内容 「過ちは過去を忘れることから始まる。私は過去を、未来の中に埋め込んでおきたい。この本は、未来に対する仕込みとしての過去なのだ」 読むべき…

ジャン・ジュネ / 泥棒日記

朝吹三吉が翻訳したものを読んでみようと思い、名訳といわれる『泥棒日記』を持っていたのを思い出した。押し入れ奥にあったのは、学生時代に古本屋で買った(たぶん100円か150円)昭和三十五年の第八刷、定価は350円。持っていたということは、読んだことが…

石村博子 / 孤高の名家 朝吹家を生きる

【 朝吹登水子 / サルトル、ボーヴォワールとの28日間 / 同朋舎出版(269P)・1995年(141103−1105) 】 サルトルがボーヴォワールを伴って来日したのは1966(昭和41)年の秋。四週間の滞在中、東京から関西、九州まで巡った彼らの旅をつきっきりでエスコー…

上橋菜穂子 / 鹿の王

【 上橋菜穂子 / 鹿の王 / 角川書店(上568P、下560P)・2014年9月(141029−1102) 】 ・内容 強大な帝国・東乎瑠にのまれていく故郷を守るため、絶望的な戦いを繰り広げた戦士団“独角”。その頭であったヴァンは奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。ある…