2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

菅 淳一 / 1967 クロスカウンター 

四月はまずこの作品を読む予定だったのに、かなり脱線というか回り道してしまった。いつのまにかボクシング月間になってしまった… 予感はしていたんだけど、これが良かった! この本も本年ベスト級の一冊。 【 菅 淳一 / 1967 クロスカウンター 雑草と呼ばれ…

ノーマン・メイラー / ザ・ファイト

今月始め、たまたまテレビでボクシングの番組をやっていたのを見た。1980年、四たび王座復帰を目指す、しかし明らかに衰えの目立つモハメド・アリと、当時絶頂期にあったチャンピオン、ラリー・ホームズの一戦を追ったドキュメンタリーだった。 タイトルマッチ…

藤島 大 / 楕円の流儀

【 藤島 大 / 楕円の流儀 (376P) / 論創社・2011年 1月 (110411−0415) 】 ・内容 独自性の喪失、無策への失望、再生への期待…ジャパンのこの10年は“空白”なのか。日本ラグビーの危機とその可能性。ジャパン、早稲田、明治などの他、新聞・HP掲載コラムも精選…

藤島 大 / キャンバスの匂い

映画『ザ・ファイター』を観てきた。 うだつの上がらない三十代のボクサーが家族とのしがらみ、葛藤を振りはらって、めぐってきたチャンスに喰らいつこうとする。鼻の奥がつんとする瞬間が何度かあった。実在のボクサー、ミッキー・ウォード役マーク・ウォール…

ジャイルズ・ブランドレス / オスカー・ワイルドとキャンドルライト殺人事件

【 ジャイルズ・ブランドレス / オスカー・ワイルドとキャンドルライト殺人事件 (408P) / 国書刊行会・2010年 6月 (110401−0407) 】OSCHR WILDE and the Candlelight Murders by Gyles Brandreth 2007 訳:河内恵子 ・内容 1889年、ロンドンのとある建物の一…