2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

青山文平 / かけおちる

【 青山文平 / かけおちる / 文藝春秋 (246P) ・ 2012年 6月(120722−0728)】 ・内容 江戸寛政期、北国の小藩と江戸が舞台。殖産興業を計り、地方役人から重役の地位に出世した阿部重秀と、その養子で、藩内で有数の剣の使い手である長英の2人を軸に物語は…

エスパルス2012:YNC準々決勝 / スピード不足

【 7月25日 / YNC準々決勝 :清水 0−1 名古屋 / ‘スピード不足と逃げのパス’ 】 今日の名古屋は手強かったか? 太刀打ちできない相手だったか? 選手に手ごたえはあったはずだ。でも負けた。 名古屋からするとどうだったろう。清水の攻撃は脅威だったか? ノ…

樺山三英 / ゴースト・オブ・ユートピア

この頃、書店に行くたびに購入を迷うのは小川洋子さんと川上弘美さんの新刊。どちらも酒井駒子さんのイラストが表紙カバーを飾っている。川上さんの「七夜物語」上下巻にいたっては、カバーのみならず本体全篇に酒井さんの絵がちりばめられていて、「うーん…

中村文則 / 迷宮

【 中村文則 / 迷宮 / 新潮社 (185P) ・ 2012年 6月(120703−0706)】 ・内容 この迷宮事件に強く惹かれるのはなぜか。彼女が好きだから? それとも ─。「僕」がある理由で知りあった女性は、一家殺人事件の遺児だった。密室状態の家で両親と兄が殺され、小学…

エスパルス2012:第18節 / 二つの顔

メモリアルマッチもスコアレスドロー。GW後は2点しか取れず、七戦勝ちなし。この一週間、梅雨空のごとくどんよりした気分で過ごすことになるのかと思いきや、意外にさばさばと過ごせた。 仕事中にも脳内で「エスパルスどうすりゃ委員会」を開いてひとり激論…

エスパルス2012:第17節 / 好敵手と次章への扉

エスパルス創設二十周年のメモリアル・ウィーク。藤田俊哉の引退と風間兄弟の川崎加入が報じられた。 藤田はオランダで指導者の道を進む。高校時代からずっと変わらず、クールなテクニシャンはフィールドの小妖精のようだったが、汗と泥も好んだ。MFとしての…

中脇初枝 / きみはいい子

購読している中日新聞県内面の「あのねあのね」。読者投稿による子どもたちの何気ない言葉を紹介する小コーナーなのだが、毎回くすり笑わされたり、驚かされたり。 ・(外出先から帰るとき、すっかり陽が暮れていました) 母「暗くなっちゃったねー、まっ暗…